こんにちは。

アロマスケープです。

 

先日、学生時代の友人と数年ぶりに再会しました。

もう10年以上会っていなかったのですが

再会すれば昔のようにおしゃべりに花が咲いて

気が付けばあっという間に時間が経っていました。

お互いに少し年は取ったものの(笑)

健康に毎日を過ごせていることに感謝して

楽しい時間を過ごせました。

 

彼女も作業療法士ですが

これまで一緒に仕事をしたことも無ければ

私がアロマセラピストになろうとしていたり

資格を取得したことなども知らせていなかったのですが

今回、起業するにあたってご挨拶の意味もかねて久しぶりに

私から連絡をとってみると

偶然にも彼女から

「アロマに興味があるのよね~」と返事がありました。

 

彼女も介護施設で働いてるので

ご利用者とリハビリの時間にアロマを取り入れてみたいと

思っているのだそう。

 

でも取り入れたくても

現在の勤務先は新しいことをはじめるのに慎重なので

前例のないことをやろうとすると

ストップがかかるそうなんです。

 

確かにアロマテラピーが介護に役立つとは

何となくわかるけれど…

  • 問題は起きないか
  • 誰がやるのか
  • コストは???

などなど施設管理の側からすると

なんだかよくわからないものには手を出さずに

決められたことだけやっておこうと考えることが多い傾向にあります。

たくさんの方の命や健康を預かる仕事ですから

安全第一であるので納得できる理由です。

 

介護現場と愛想がいいとされるアロマテラピー

知識の拡がりはあっても

活動が定着するまでに至ってないのが現状のような気がします。

 

なぜ浸透しない、定着しないのか?

どうして導入できない問声が多いのか?

 

理由は単純ではありません

 

 

例えば

職員間でも

慢性的な人手不足の中で

余計な仕事はしたくないという雰囲気が強い職場は

めずらしくありません。

ケアのプロであるので

身体介護などのケアをおろそかにはしたくないという

想いが強ければ当然のことです。

 

あとはユーザーであるご利用者たちも

アロマテラピーに対する知識・経験がないので

熱烈な希望が出ないということも大きいです。

 

仮にサーボス導入した場合には

対象者を限定した場合に生じる不公平感これも大きな壁になります。

福祉施設のご利用者の身体機能レベルはバラつきが多いので

個別ケアが望ましいのは容易に理解いただけるかと思うのですが、

アロマテラピーを取り入れたプログラムをご提案するときに

向く人もいれば向かない人も当然出てきます

本来アロマテラピーは使用方法も多彩でアレンジがきくアクティビティですので

香りが苦手とかでない限り向かない人ってあまりいないと私は思っているのですが

提供する側が必ずしも経験豊富な方であるとも限らないので

やむなく対象者を絞る場合があるのですね。

そのときに

「なんで私はやれないの」

「なんであの人だけ」という苦情が必ず出てしまいます。

 

本来であれば

アロマテラピーのプログラムに参加できない方が居ても

より最適なプログラムが提供されているはずなのですが

そのプランについて

ご納得していただけるまでに説明することは容易ではありません。

 

 

ここまでお読みいただいてわかると思いますが

アロマテラピーという言葉に聞き覚えがあっても

まだまだ新しいアクティビティで未知の部分も多いので

ご利用者(その家族)に正しく理解いただけるまでの労力を考えると

なかなか導入しずらいというのが本音ではないでしょうか

 

私がかつては職員として働いていた施設では

現場にアロマテラピーを導入する機会を与えてもらっていました。

この時は本当にラッキーが重なっていました。

  • 現場がアロマテラピーに対して好意的でしたし
  • 施設のトップがチャレンジを歓迎するタイプの方でした
  • そして直属の上司がとにかくアロマ好きだったのです。

 

このようなラッキーが重なるのはごくまれなことです

ラッキーな環境でない普通の現場では導入するにあたって

どんな打ち手があるでしょうか・・・

 

まずは介護職員の方がアロマテラピーの基礎知識を見つけたうえで

日々の生活環境にアロマを取り入れるという方法。

代表的なものは芳香浴ですね。

あとは作品に1滴アロマオイルを滴下するとか

夏なら団扇に1滴とか

無理なくながらアロマができる工夫する

 

このように一部の方へのサービスでなく

環境整備などの観点でアロマを利用するのが

比較的安全に導入しやすい方法ではないでしょうか。

 

 

もう一つはプロのアロマセラピストなど

専門的な知識を持つ人の力を借りて

施設外部の人間がアロマサービスを提供するという考えです。

これは完全にアウトソーシングと言ってよいでしょう。

イベント的に「香りの日」のような非日常的な側面で

クラフト作りやトリートメントなどを実施し

定期的にメンバーも入れ替えるようにすることで不公平感をなくし

職員の負担を減らしていくという考えです

でもここには専門家へ依頼する分コストは発生します。

どうしてもコストが気になる場合は

ボランティアに委ねるという方法もあるでしょう。

 

 

介護現場に導入するメリットとしては

サービス向上の側面だけではなく

アロマテラピーを介してのコミュニケーションが

介護される側だけでなく

介護する側にも働きかける

双方向ケアとしての意義が大きいと実感しています。

 

介護現場は肉体的精神的ストレスが多い労働環境です。

ストレスケアを怠った場合には

職員の健康も守れないどころか

ご利用者へのサービスの低下、ひいては事故などへつながりかねないのです。

 

いいことたくさんのアロマテラピー。

導入までの壁を一つ一つ取り払って

工夫を重ねて定着させられる方法を

きちんと伝えられるようにならないといけませんね。

 

 

気持ちを引き締めて

また頑張りたいと思います。