こんにちは!アロマスケープです。

今日から7月ですね。

 

重曹とクエン酸を混ぜて作るだけで簡単にできると評判のバスボム。

町の雑貨屋さんなどでも

色とりどりの可愛いものがたくさん売られてますよね。

 

作り方もとっても簡単。

「材料を混ぜて少量の水を入れて固めたら乾燥して出来上がり」

 

重曹もクエン酸もさらさらとした粉状のものです。

これを混ぜてただギュッと握っても

まとまりません。

まとめるためにほんの少し水分が必要なんですね。

 

お菓子作りのイメージだと小麦粉やベーキングパウダーをふるって

水分と混ぜて生地にするようなイメージでしょうか。

ただ、お菓子のように完全に粉類がまとまるほど水分を入れると

大変なことになるので注意が必要です。

 

大概のバスボムレシピには必ずと言っていいほど

 

「水分は少しずつ・・・様子を見ながら足していきましょう・・・」

 

とか書いてあるんです。

 

どうしてなんでしょうね。

 

ここでちょっと確認です。

バスボムはお風呂でお湯(水)に入れるとシュワシュワと気泡を出しながら

溶けていくわけなんですが

なんで泡がでるのかな~??つて思いません?

 

重曹→アルカリ

クエン酸→酸

アルカリと酸が反応起こしてそうな感じがありますよね。

 

でもそれだったら

混ぜた段階でシュワシュワしそうなものですが・・・

しないですよね。

 

そうなんです。

重曹から二酸化炭素がでる(同時に水もできる)反応は

イオン化状況、つまり水に溶けた状況でないと起こらないのです。

 

実は重曹は水に溶けていくだけでも

少しずつ少しずつ二酸化炭素とお水に分解していくのです。

でも65度ぐらいにならないと激しく二酸化炭素を出すことはありません。

(カルメ焼きが膨れるのはこの原理です。)

通常のお風呂に重曹を入れても重曹風呂にはなるけれど泡は激しく出ません。

 

でもクエン酸などの酸があると

この反応を激しくしてくれるので

「えいや~~~~っ」と二酸化炭素を押し出してくれるのです。

通常の気圧下では二酸化炭素はそんなにたくさん水に溶けないので

バスタブの湯の中で二酸化炭素が発生すると

シュワ~~~っと泡が出てくるのですね。

 

 

つまり

制作段階で水を加えすぎると

これと似たような環境になりシュワシュワ始めちゃう訳ですね。

これだと失敗なわけです。

 

な・の・で

 

ごく少量の水をまんべんなく含ませて

重曹もクエン酸も水に溶かしてはダメです。

「湿らせる」のです。

ギュッと圧をかけて成型しなくてはなりません。

 

 

でもこれ本当に難しいです

水をできるだけ分散させてかけたいので

霧吹き(スプレー)を使うのですが

 

霧の細かさもスプレーによってまちまちなので

チョット出にくくて無理にスプレーしたらボタっと水滴が落ちて

そこからシュワ~とか始まっちゃうんですよね。

 

水以外の液体だと反応しにくい(イオン化しないのでしょう)ということで

水以外の液体で固めるレシピも多く紹介されています。

 

今回は使用する水分を

①無水エタノール

②グリセリン+無水エタノール、

③水のみ

以上3パターンで実験してみました。

 

その結果をレポートします。basbomb-1

 

実験した日は6月某日午後2時

室内の気温は25.6度

湿度は49%でした

 

先ほどからしつこいほど繰り返していますが

水がある(正確には重曹を水に溶解させた状況がある)と

反応が進んでしまうわけですから

湿度の高い時期にバスボム作りはあまり向かないようです。

(バスボムに限らず湿度は手作り作業の大敵ですね。

石けん作りは型だしが上手くできなくて大変だった記憶が…)

 

<今回作成するバスボムレシピ>

重曹大さじ2

クエン酸大さじ1

これも様々レシピがありますが結果から言うと

私は軽量しやすい&覚えやすいのでこの配合で作ります。

天然塩など添加物を入れないのは

コストカットと省工程数のためです。

 

出来上がりは直径6~7センチの円型、

バブを一回り大きくしたくらいの大きさが1つ出来上がる分量です。

 

 

 

 

 

<実験方法>

それぞれを大きめのビニール袋に入れます

まんべんなく混ざるように袋の口を閉じ振ります

30回ぐらい激しくシェイクシェイク~♪

 

なるべく霧が細かく出そうなスプレーボトルに

無水エタノールを入れて吹きかけます。

ビニール袋の口を大きく広げて

中身もできるだけ広げておきます。

少し距離がある方が霧が散るのでなるべく離した位置から吹きかけます。

緊張の一瞬です。

まんべんなく一か所に水分が固まらないようにかけていきます。

さてそれぞれの液体で出来上がりや作りやすさに差があるのでしょうか。

 

①無水エタノール

まず5プッシュ程度

そのあとすかさずシェイクシェイク~

袋の外からぎゅっと握って

一瞬、固まるぐらいが理想ですが

ちょっとまとまりが弱いので

更に5プッシュ追加

すかさず、シェイクシェイク~

ギュっ、おお!いい感じ♪

あまりシュシュってないしい

ヨシ型に押し込んで成型!

 

チョット表面がキラキラして

ざらつく感じがするけれど一応固まってそう◎♪

 

②グリセリン+無水エタノールバーション

これAEAJのサイトなどでもこのやり方が紹介されてるので

比較的容易にできるのではと思い試してみます。

でも、

「あらかじめ

グリセリン豆さじ1と

エタノール小さじ1/2を混ぜておきましょう」…って

 

 

豆さじって何???

 

 

耳かきぐらい?そんなの持ってないし

 

う~~ん、ちょっとめんどくさいので(笑)

グリセリンだけで固まるかも見てみたいので

別々に添加しえみます。

Letsチャレンジ~♪

 

グリセリンはトロリとしているので霧吹きが使えないので

ボトルから1滴ずつ垂らしてみます。

でも1滴で何ccでてるかは全く不明(笑)0.25mlくらいかな

まぁ豆さじとやらの1/2ぐらいかな?ということで

6滴ほど垂らしてみました。

でもやはりグリセリンがトロトロとしてるので

だまになる感じでまとまらない

 

ここで無水エタノール出動!

5プッシュほどで

いい感じでまとまり始めました。

ギュっ、おお!いい感じ♪

あまりシュシュってないしい

ヨシ型に押し込んで成型!

 

③水のみ

いよいよ、本丸!

でも前回創ったときは

水だけで充分うまくできたので

まず5プッシュ~

激しくシェイクシェイク

う~ん、ちょっと固まらない感じ。

追加して5プッシュ。

シェイクシェイク

あれ?なんかイマイチ?

ついでに怖いけどあと2プッシュしちゃいました

前回も合計で7~10プッシュぐらいでばっちりだったので

チョット多いかなと思いましたが、合計12プッシュ。

ギュっ、おお!いい感じ♪

あまりシュシュってないし

なぜか握ると妙に冷たいけど???

よくまとまってる!

ヨシ型に押し込んで成型!

やっぱり一番おさまりがいい感じ

お金もかからないし水だけで全然大丈夫かもしれない!

 

さて、では出来上がりを比べてみよう!bathbomb-4

 

 

っておい!

あれ???

おかしいな~

全部分量は同じなのに横から見ると

ずいぶん最後のやつは量が多いみたい・・・

ああ押し付け方が甘かったのね再度ギュム~

よしよしおさまった・・・

 

っておい?あれれ?なにこれ?

 

 

膨張してる・・・・(;O;)

 

アンビリーばぼー

 

うぁ~~~~~~

 

明らかに水を入れ過ぎと判断

 

すぐさまもう一つ仕込む

水は様子を見ながら7プッシュでストップ

ボソボソと頼りなさげだけど

このまま型へ。。。

 

うん。。。

どうにかまとまったみたい

 

さて乾燥させてみます。

 

15分ぐらい経過してくると

 

①エタノールのみ

あまり変化はないのですがクエン酸の結晶がキラキラして目立つ

縁のあたりが少しボソボソして触れると若干崩れます

取扱いを慎重に

 

②グリセリン+無水エタノール

これ、「いちばん美しい」と思ったのもつかの間。

ところどころが噴火してるみたいに

ぼこぼこと膨れ上がってボルケーノ状態。。。

 

やばい、反応してる・・・

しかも触るとベタベタと指にくっついてくる

 

何なの?一体?

 

③水のみ

1個目

明らかにおいしそうな感じで膨れてる(笑)

新手のスイーツ登場ですbathbomb-3

2個目、

まぁまぁ固まっているけれど明らかに全体的に膨張している

 

作業初めて1時間ぐらい経過して時間は午後3時

湿度は50%を行ったり来たりという感じだけれど

私の気合い熱気のせいなのか

室温がやや上がて26度

窓を開けてみたけれどむっとする風が入ってくるので

風に当てるのもあまり良くなさそう。

 

心配になりネットで検索したところ

 

「湿気が多い季節には冷蔵庫で乾燥させればいいですよ~♪」

 

 

 

おおおお~神の声

グーグル先生さすが!

そしてあまたのバスボムメイカーのみなさんありがとう!!

 

よしよし冷蔵庫にいれちゃうもんね~

 

お・や・す・み★

バタム

後片付けしながら

<考察>

  1. アルコールはやっぱりアルコール自体が揮発していくので作成後時間が経過すると少しひび割れたり崩れたりしてくるのではないかと考えられる。
  2. グリセリンこれは水ではないので比較的うまく整形できたように感じるけれどグリセリンの特徴といえば水分を引き寄せる力。なので空気中の水分またはバスボムを成型したときにしっかり空気を抜かなかったことで内部の空気中の水分を引き付けてしまい反応が進んだと考えられる。またグリセリンの性状からまんべんなく散布するのが難しい。
  3. 水:やっぱりかけ過ぎは禁物。しっかりまんべんなく散布すればうまく固まることは確証があるのでこの工程をいかに確実にできるかが肝心ではないかと思われる。

ふ~ここまで考えて

冷蔵庫に想いを巡らせたのですが・・・

 

あれ?ちょっと待って

冷蔵庫に入れる

乾燥する

バスボム安定

冷蔵庫から出す

出てきたのは冷え冷えのバスボム

室温の方が高いので結露が生じる

結露?

空気中の水分?

 

 

いやああああああ~水やん(;O;)

 

慌てて冷蔵庫から取り出すも

表面はかなりひやひやでございますオーマイガッ

 

案の定表面がペタペタとして指にくっつきます

ダメだこりゃ~(長さんの体で)

と思いつつ風通しの良いベランダで乾燥させます

でも湿気が多いせいかペタペタ感は変わらず

 

一番ベタつくのがやっぱり水オンリーのやつでした。

 

このまま乾かないのかぁ・・・

ご家庭で作成後にそのまま保管する場合は冷蔵庫が安心です。

使う直前に冷蔵庫から取り出して使用すれば問題ありません。

 

でもレッスンのあとに持ち帰ってもらったり

するときは冷蔵庫で冷やし過ぎたらよくないですね。

気付いてよかった。

 

気を取り直してこのあと

一晩、木製の引き出し内でねかせたところ

3つともとりあえずタブレット状に固まっていました。

実験結果はどれも成功なのですがbathbomb-2

添加する液体の特徴によって多少の差がありました。

そこから導き出された結論。

 

<結論>

  1. つくりやすくて失敗が少ないのは無水エタノール。
  2. 材料のコストダウン安全性を考慮すると水のみ。
  3. お肌への優しさを考えるならばグリセリン添加。

<今回の失敗から考えた改善策>

  • グリセリンを使用する場合は混ぜ込み方に一工夫が必要
  • 霧吹きは可能な限り細かい霧が出るようなものを選ぶ
  • どの添加物を使用する場合も量は少なめにする
  • 成型の際は出来るだけ圧をかけて空気を抜く

 

この改善策をもとにもう一度、作成してみます。

その結果は次回レポートしますね♪

 

そして

その後もいろいろネットで検索していると・・・

「重曹とクエン酸のタブレットを別々に作り成型し

2個セットで使うようにするのではだめですか?」

という質問サイトの回答者さんのコメントを発見!!

 

何これ~~~?

この斬新な方法!!

2個タブレットを作って一緒に浴槽に入れる?

これ、すごく良さげですやん♪

 

よし、これも試してみよう!

 

ということで「バスボム奮闘記」

<続く>「待て、次号!!」