本日もホームページへお越しいただきありがとうございます。

アロマサロン アロマスケープです。

今日は、ほんとにほんっとに暑かったですね

朝、通勤電車の中からスカイツリーを見上げたら

くっきりとした青い空に

もくもくと入道雲のような大きな白い雲!!

 

まるで夏の景色・・・

 

一時期、若干涼しくなったせいもあり

もう夏の暑さは正直お腹いっぱいです

早く涼しくなってほしい・・・と切に願う今日この頃です

 

9月のアロマアクティビティ、テーマはレモン

残暑が厳しいことを想定して

少しでも爽やかに過ごせればと思い

今月のテーマはレモンと決めていました。

 

レモンの香りは酸味を感じさせるので

イメージとしては

しゃっきり、そして、すっきり!!

 

認知症予防のブレンドで紹介されることが多い

香りの組み合わせも

確かローズマリー&レモンでしたね

 

香りを試していただきますと

ご利用者からは

「スッとするね」

「強くないね、消えるね」という声が

 

やはり揮発性が高い、軽い香りだからでしょうか。

ご利用者の鋭いコメントに驚かされることも多いです

 

香りを感じていただく時には

毎回、当日の香りについて説明した資料を見ながら

試していただくのですが

植物についての説明書きや写真をみても

そこから採取された香りだと

認識できる人は少ないです。

 

認知症になると

視覚からの情報は図、絵、イメージとして

嗅覚からの情報は匂いとして

聴覚からの情報は音声として入っては来るのですが

 

それを脳内で統合するという働きが

うまくいかないことが増えてきます

 

またはその脳内の処理速度が

ゆっくりになってしまう状況が考えられますので

なかなか私たちの感覚で香りや匂いを感じて

ああ、いい匂い~♪

というわけにはいかないのです

 

嗅覚は素早く伝わる刺激

とアロマセラピストは当たり前のように

習いますが

電気信号としては素早く伝わっても

私たちが日常で使用する

「感覚」という表現で

理解できる

腑に落ちるには

どうしても時間がかかってしまうのです

 

文字は大きめにしますが、学名表記や漢字の表現はそのままです。簡単にしたり子供っぽい表現にはかえません

 

実際はどんな風に活動するのか

参加者の方の状況

対象人数は最大で12名ですが

おおよそ

3分の1の方はベッドで静養しています

3分の1の方は椅子などに座ってやや傾眠がち

3分の1の方は覚醒状態が良い方です

スタッフは3名ですが

そのうち1人は休憩に行っている時間帯なので

前半はスタッフ2名+私という状況

 

途中で排泄などケアが必要な時があったり

落ち着かない方がいらっしゃる日は

さらにサポートの手がすくなくなるので

リスク管理には細心の注意を払って

活動を運営することが要求されます

活動の流れ

だいたい1回の活動は60分です

  1. ご挨拶とこれからやることのご説明
  2. 資料の説明(皆さんに読んでいただく)
  3. 持ち帰るパッケージに説明書を入れる作業
  4. 香りの体験/意見交換
  5. 実際にクラフトを作る

という流れです。

 

意外にも大変なのは

1.2.あたりでしょうか

なぜならば、

ご挨拶、説明をしても

それが終わるころには

 

「今日は何をするの」という質問がでます(!)

 

行程は先に進めながらも

1.2.の

自己紹介や説明は途中で何度も行います

 

みなさんのそれぞれに合った形での活動を

ベッドで静養しているはどうするか

活動中起きていられて

スタッフのサポートで

手を動かして、作業ができる方は良いのですが

寝たきりの方はどうしましょう???

 

実際には手を動かすことも難しく、

開眼もしない方も多いのですが

香り(刺激)は感じて頂けると信じて

当日の香りをお休みになられている傍へお持ちして

 

「今日はみなさんでレモンの香りを楽しんでいますよ」

「お土産にスプレーがあります。ご家族と楽しんでくださいね」

「他のメンバーさんが●●さんの分もしっかり作ってくださいます」

 

と話しかけながら

ベッドの周囲で香りを感じて頂きます

 

眼を閉じている方が

うっすら開眼したり

大きく深呼吸されることもあります

 

 

体力的に厳しいなど理由があって

ベッド静養している方に

無理は禁物ですが

デイサービスご利用中は

疎外感を感じたり

寂しくならないように

出来るだけ工夫したいと思って活動しています

 

アロマスプレーを作るだけが活動ではない

これは私が作業療法士としての経験から

こだわりを持って意識している事なのですが

私が行う介護アロマアクティビティの会は

 

アロマスプレーを作れるようになる

精油の知識をつける

 

そういうことが目的ではないのです

 

私が最終的に目指すのは

 

できることを見つけて自尊心を回復してもらうこと

 

 

アロマスプレーを持ち帰る袋に

説明書を折りたたんでセッティングしてもらったり

字を書くのが得意な方にはラベルを記入してもらったり

ボトルにラベルを貼るのを手伝ってもらったり・・・

 

アロマスプレー作りに必要な作業工程は

いくつもありますので

できそうな部分は

ご利用者にお手伝いをお願いしています

几帳面に隅をピシッと合わせて資料を折りたたんでくださいます。まじめでしっかりしたお人柄がうかがえて、尊敬の念しか浮かびません

 

「丁寧にやってくださってありがとうございます」

「たすかります」

「またお願いしますね」

こう言われて嫌な方ってあまりいないと思うのです

 

ご自宅に帰られてから

アロマスプレーのことは忘れてしまっても

誰かに認められた

人のお役に立てた

という満足感や誇らしげな気持ちが

心の奥底に残ってくれていたらいいなぁと

いつも願っています

 

アロマテラピーの目的は何かを匂うことではない

これはとあるアロマの本の中に

小さく記された言葉なのですが

私はこの意見に深く共感しているのです

 

わたしは精油を通して

手作業を通して

スタッフとご利用者、

そして家族とのつながりを

築く活動になるよう準備をして臨んでいます

 

ケアの現場は

社会的なつながりや

社会の一員としての自尊心を回復する場所なのです

 

認知症になって失われたものは記憶ではなく

これまで歩んできたその方の人生

人とのつながり

誇り、自信・・・

 

それらを取り戻すための

活動がケアであると思うのです

 

大事にされている

必要とされている

 

そのような感覚を味わっていただくことで

 

もう一度生まれる

(ユマニチュードでは第3の誕生と呼びます)

それを可能ににする

「再生」の物語を紡ぐお手伝い

そういうホリスティックな活動を

アロマテラピーを通して続けたいと思っています。

 

「介護+アロマで現場に笑顔を!」

本日もお疲れ様でした&明日もよろしく願いいたします。