みなさま、こんにちは。

いつもブログをお読みくださりありがとうございます。

 

 

 

このたび墨田区にある特別養護老人ホーム東京清風園様が企画する

アロマテラピー講座にて講師をつとめさせて頂きました。

 

1ユニットの入居者様は10名。少人数で和気あいあいとした雰囲気でした。

 

 

今回の会場のユニットのご利用者は寝たきりかそれに近いレベルで

日常生活にも多くの介助を要する介護度のやや重い方が多いと事前にお伺いしていました。

何か香りしますか? うん?どうだろうねぇ・・・

寝たきりに近い状態だけれど

アロマ【香り】に触れることを通して癒されたい

 

ご利用者のご家族にも参加いただいて

一緒にリラックスしてほしい

 

というのが今回の講座のねらいです。

 

 

 

常々、私が申し上げていることですが…

アロマテラピーは

アレンジによってさまざまな活用法があるので

体力がなく寝たきりで

通常のレクリエーションには参加できない方にこそ

ピッタリのアクティビティです。

今回のような現場でこそ生かしてほしいのがアロマテラピーなのです!

 

 

アロマテラピーの基本的な知識についてお話をさせて頂いた後、

さっそくスプレー作りです。

 

今回はお一人でできない方が多いので

スタッフやご家族が選ぶ「○○さんに似合う香り」

をキーワードに精油をブレンドしていただきました。

 

  • どんな場面で、どこで使う?
  • 誰のために?
  • 目的は?
  • 香りに名前を付けるとしたら?

 

最初は皆さん、少し戸惑っておられましたが

 

「あ、この香りは○○さんに合いそうですね」

「あ、顔をしかめたからこれはやめておこうね」

「一瞬目を見開いた!これが好きなのかしら?」

「お母さん、こういうの好きよね」

「母の気持ちが和らぐようなのが作りたいです…」

「誰かが面会に来た時に香らせたいです」

「面会に来るお父さん(ご主人)に嗅がせたい」

みなさん、香りのイメージから

それぞれの想いを言葉に置き換えていきます。

精油の効果効能も大事ですが

だれかのために香りを選ぶ…これが重要です。

ご利用者のお人柄を熟知している

家族やスタッフの方々は

丁寧に香りを選びながら思いをはせていきます。

 

精油をつけた試香紙を顔に近づけた時に

「好き?」

「嫌い?」

優しく声をかけて

表情などわずかな反応を注意深く見守ること…

これは香りを用いた一つのコミュニケーションだと思うのです。

もちろん、本当に本音の本音はわからないけれど

ご利用者自身も

「大事にされてるなぁ…」

「わたしのための時間なのだなぁ」と温かい気持ちを感じ取っているのではないでしょうか。

 

和気あいあいと楽しい時間はあっという間…

10種類の素敵なブレンドが生まれました。

「愛情」がたくさん詰まった世界に一つだけの香りです。

最後に私から

「ご参加ありがとうございます!」とお礼を述べさせていただいたところ

いつもあまり目を合わせてくれないという方が

 

「こちらこそありがとうございます」と

 

はっきり反応され、カメラ目線で写真に納まる姿を見た時には

ご家族もスタッフも目を見張って驚いていました。

 

終了後、ご家族様からは

・講座が大変分かりやすくたのしかった。

・最後にお母さんが「良い匂い」と言ってくれて嬉しかった。

・普段見られない入居者の方の顔や姿が見れた。

・アロマの香りで少しでも落ち着いたりリラックスしてもらえたらいいなという期待がある。

貴重なご意見を頂きました。

単なる癒しでは無くて

香りの存在が介護度の重い方々にとって

自己選択~主体的に生きることの一つになり得たら素晴らしいことですよね。

 

今回もたくさんの感動があった嬉しいひとときになりました。

みなさまの生活の場が香りあふれる場となりますように!!

 

<講座データ>

主催:社会福祉法人賛育会 東京清風園

日時:2017年8月26日 13:30~14:30(1H)

会場:東京清風園 あづま2丁目ユニット

参加人数:ユニットご入居者10名、ご家族4名、スタッフ3名

講師:澤本誠子

【テーマ】

「介護場面での香りの使い方~アロマスプレーで癒されよう~」

【講義】

・アロマテラピーとは

・オススメ精油のご紹介

【体験】

・アロマスプレー作り

 

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