みなさん、こんにちは。アロマスケープです。

前回に続いてアロマテラピーに使用する

植物油に注目していきたいと思います。

 

前回のブログでは

セルフケアで是非マッサージをお試しくださいとお勧めしましたが

植物油をご使用の際には取扱いに少し注意しないと

ご家庭では扱いにくいものになってしまうので

一工夫してみましょうということをお話しました。→

 

余分なオイルをあちこちにつけないことが鉄則ですが

あまりにも神経質になってしまうと

せっかくのスキンケアやセルフケアが

何となく窮屈になりますよね。

そもそも

「酸化しないものを使えば、酸化臭への不安は解消される」

と思うので、

今回は酸化しにくい植物油について

考えてみたいと思います。

 

結論から言ってしまうと

植物油はとても酸化しやすいものです。

天然由来のもので酸化防止剤などを使用していない

植物油はいわば生鮮品。

フレッシュさが命なのですね。

 

また常温で液体の植物油は

不飽和脂肪酸を多く含むため

すぐに空気中の酸素と仲良くなって

酸化してしまいます。

 

不飽和脂肪酸・・・何となく難しいですが

オレイン酸とか

リノール酸とか

リノレン酸とか…聞いたことある方も多いと思いますが

酸素と結びつきやすい分子結合をもった脂肪酸の事です。

酸素と結びつきやすい結合を「二重結合」と呼びますが

二重結合をたくさん持つ脂肪酸が多く含まれれば

それだけすぐに酸素と仲良しになってしまうのです。

 

たとえばマッサージオイルとして

よく登場するスイートアーモンドオイル。

のびがよく、クセもないので

全身に使えてマッサージに適しています。

炎症を静めたり、かゆみを抑えたり・・・

荒れ肌のお手入れにも向きますし

欧米ではベビーオイルとしても使用される

素晴らしいオイルです。

個人的には「スイートアーモンド」という響きが

何となくおいしそうで、

お肌にもおいしそうなイメージのオイルです。

 

 

オレイン酸が主体のオイルですので

比較的酸化しにくいと考えてよいと

紹介されることもいいのですが

実はリノール酸を20%前後含むため

開封後や保管には注意が必要なのです。

なぜならリノール酸は二重結合が二つの脂肪酸で

オレイン酸よりも酸素と仲良しだからです。

 

アロマセラピストのように定期的に植物油を消費して

常に新鮮なものを使用できる環境ならばいざしらず

ご家庭でスキンケアやマッサージに使う場合は

一度に使い切ってしまうことは

あまりないと思うので

保管などには少し注意が必要となります。

 

 

なのでホームケアでは

できるだけ酸化を気にせずに、

比較的長持ちするオイルを選んでいただくことを

お勧めします。

普段使いにちょうどよく

私自身、セルフケアでの使用頻度が多い

2つの植物油をご紹介しますね。

 

1・ホホバオイル

 

ご存知の方も多いと思います。

オイルって呼びますが油脂ではありません。

 

液体ワックス(ロウ)なのです。

脂肪酸と高級アルコールが結合したエステルという構造が主体の

液体ワックス(ロウ)です。

ワックスエステルのほかには

オレイン酸が10%程度。

 

その他パルミチン酸やミリスチン酸などの

飽和脂肪酸が微量に含まれています。

 

何と言っても連続加熱試験などでも変性がなく

酸化安定性が極めて高いので

化粧品用として様々な製品に使われています。

低温では固化してしまいますが

温度による粘性変化も少ないので

オールシーズン使えます。

さらっとしていてべたつきが少ないので

オイルのべたつきが気になる方にも

抵抗が少ないと思います。

精製された無色透明なホホバオイルが

市場には多く出回っていますが、

未精製の黄色いオイルは

特有のかすかな香りがあり

ホホバオイルゴールドとか

ゴールデンホホバと呼ばれます。

 

 

2・マカダミアナッツオイル

 

ハワイなどのお土産のチョコレートでも有名ですね。

栄養価が高いこのナッツからも

高品質のオイルが採れます。

このオイルの特徴は

パルミトオレイン酸という脂肪酸にあります。

オレイン酸と同様、二重結合が1つだけの

不飽和脂肪酸です。

パルミトオレイン酸は

ヒトの皮脂に含まれる脂肪酸の一つで

加齢により減少すると言われているために

このマカダミアナッツオイルでの

お手入れがアンチエイジングに

役立つと考えられています。

 

 

 

 

マカダミアナッツオイルは

このパルミトオレイン酸とオレイン酸が

ほとんどで、酸化しやすいリノール酸の含有率が

極めて低いことからも持ちが良いオイルとされています。

ハワイなどの特産で食用として

加熱調理にも向くというのも納得ですね。

 

最近の報告では

必ずしも加齢により減少するわけではないという

報告もでてきている、このパルミトオレイン酸ですが

もともと皮脂に含まれる成分ですので

年齢に関わらず

チョットお肌に元気がないなと感じるときに

栄養クリームのようなイメージで使っていただくと

良いのではないでしょうか。

 

上質なマカダミアナッツオイルほど

精製度が低いために

独特のナッツ臭がしますので

精油を希釈して香りを楽しみたいときには

少し注意が必要です。

また、ナッツのアレルギーがある方は使えません。

 

 

2つの植物油を

脂肪酸の種類と酸化の速度の面から

詳しくご紹介してきました。

いかがでしたか?

他にも素晴らしい植物油はたくさんあります。

でもホームケアで大事なのは

手に入りやすいものであることや

取扱いがしやすいことが重要な選択肢です。

ご自分の生活スタイルに合った使い方で、

日々の生活に無理なく取り入れていただけたら

幸いです。

 

それでも、植物油はちょっとなぁ・・・という方には

植物油以外の基材でもセルフケアができますので

次回はその方法についてお伝えしようと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

「あなたのそばに、手軽にアロマテラピーを!」

アロマスケープでした。